M-1のその先

M-1によって漫才は復活し漫才師の地位も上がっていった。著者は今までの常識をひっくり返すような新しい漫才の出現をM-1に期待しているが…。

私はM-1によって漫才の多様性が進んでいくのではないかと思っている。価値観の多様性が評価に影響を及ぼすかもしれない。

 

 

人びとが集う場所へ

「市民の図書館」では資料の提供が重視され、図書館においてはスペース(空間)よりも資料が優先された。しかし、これからはスペースの確保は資料の確保と同等に必要とされるであろう。そこは、地域のすべての人たちに奉仕しながらみんなを見守る施設なのだ。(p78)

 

 

申請するまでの道のり

今の自分にどのような社会保障制度が受けられるかはネットで調べることができる。そこ(制度の利用)に気づくことができるかどうかが第一のハードルである。そして実際に申請することができるかどうかが第二のハードルだ。

誰かが声をかけたり、背中を押すだけでもこれらのハードルは飛び越えられる。それは専門職でない私たちにもできることだ。

しかし、著者が述べるように義務教育の場でこうした権利を利用方法も含めて教えることが何より重要である。

 

 

個と孤

他人事として読めなかった。私にも心当たりがあった。自己管理と自己責任は自分自身にも配偶者にも求めた。それは義父母の家で彼らの息子と暮らす私の自己防衛でもあった。

 

 

中国人の不安

経済的な理由で日本に移住するわけではない。日本の不動産を買うのも投資だけが目的ではない。彼らの母国が信じられないからだ。共産党の指導者たちも中国を信じていないに違いない。

 

 

戦国時代の文春砲

パワハラ疑惑の信長、仲良くインタビューに答える山内一豊夫妻など思わず読みたくなる記事ばかりだ。武具の高額買取の広告や『矢は束ね方が9割』の書評などの小ネタにも手抜きがない。

 

 

図書館オリエンテーション

「読むと図書館に行きたくなる一冊」(p3)

漫画を読んでいなくても楽しめるが、これを読むと漫画も読みたくなる。図書館を利用するのに一助となる本である。