2017-01-01から1年間の記事一覧

農民工の中国

「日本の格差の原因は中国の農民工」(Ⅰ56p) 日本企業がグローバル経済で勝ち抜くには、農民工を使い捨てする企業のメンタルが必要とされたのである。 戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊 (講談社+α新書) 作者: 川島博之 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 20…

散財祭り

このムラについての私の最初(30年以上前の)情報は、春に行われる散財祭り(この本では「ただの祭り」)のチラシだった。当時駅前で通行人に配られていた。地元のデパートでもムラの農産物や加工品が、一部ではあったが並んでいた。 前作『カルト村で生まれまし…

日本を知る

中国人向けに中国で出版された本。禅、漫画、武士道などはさもありなんと思われるが、森ガール、断捨離など日本のトレンドも追いかけていることに驚いた。 知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか! 作者: 毛丹青,蘇静,馬仕睿 出版社/メーカー: 潮出版社 発売日…

大いなる田舎

名古屋生まれ名古屋生まれ育ち東京在住の作家清水義範による名古屋論。名古屋は何かといじられやすいので、雑誌の特集記事をよく詠むが、徳川宗春についての記述は興味深かった。名古屋人の気質に受け継がれていると思う。 日本の異界 名古屋 (ベスト新書) …

京女

「きょうじょ」ではなく「きょうおんな」。 『美人論』と『京都ぎらい』(京都論)をミックスしたような…。両方とも「好き」なんでしょうね。 京女(きょうおんな)の嘘(うそ) (京都しあわせ倶楽部) 作者: 井上章一 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/01/…

権力者の息子

読んでいて何度も中断した。読み進めていくのが苦しくなったからである。この本の主人公の行く末を私たちは知っている。その最期は衝撃的であまりにも理不尽である。 なぜ彼が殺されなければならなかったのか?北の最高権力者が恐れたのか?気まぐれなのか?…

赤い帝国

日本的普遍的価値観を掲げてアジアの盟主となり、多極時代の一極を取る。日本の普遍的価値観とは、和をもって貴しとなすの「和」である。確かに東アジアには通じるかもしれないが。日本人の生き方の中にその普遍的価値観があるかもしれない。 米中の危険なゲ…

客観性

日本で生まれ育った在日の著者は、韓国も北朝鮮も、そして日本も客観的に観ることができる。 竹島について、靖国神社については日本人自身が考えて議論して決めるべき問題だと述べている。ならば私はどう考えるのか自問した。 在日の涙――間違いだらけの日韓…

情の国

「朝鮮では夜が更けても泊まるところがない旅人が家の前に佇んでいたら、家にあげて食事をとらせ、泊まらせてあげるのが当たり前でした…(後略)」本文82pより引用。 近くて遠い国であるが、彼らを理解するための一助となる一文だった。 交わらないから面白い…

歴史物

現代を舞台にした韓流ドラマは見ないが、NHKBSで放送される歴史ドラマはたまに視聴している。500年以上続いた朝鮮王朝は、ドラマのネタが満載である。 朝鮮王朝と現代韓国の悪女列伝 魔性の女の栄華と転落! 作者: 康熙奉 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 20…

隣人

著者は知日派で在米の韓国人ジャーナリト。外から母国を眺める人は、内にいる人には見えないものが見えるのは万国共通であろう。 世界が認めざるを得ない 最強の国「日本」 作者: マイケル・ユー,宋允復 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/03/02 メデ…

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