生の肯定

定年後の過ごし方の指南書だと手に取ってみたが、それだけではなかった。「ただ生きる」とは奥が深い。

…生の最初に「ただ生きている」ということを肯定する考えがなければならない…(略)さらに生の途中か、あるいは終わりの方かは知らないが、「ただ生きていてくれればいい」という願いがありうることを認めるべきである。(p218)