もう一つの子どもという立場 

「愛を返せない人に愛情を求め続けるのはもうやめて」「実の親がくれなくても代わりにくれる人はいるから」(第6話)

「親が何かを我慢していると子どもに影響が出るってこと忘れないでね」(13話)

共に主人公が高校生のときに入院した精神科病院の看護師の言葉だ。13話は子どもの頃のトラウマに苦しむ主人公が育児でヘルパーを頼むことをためらうときにかけた言葉。この人はずっと主人公に寄り添ってくれていたのだ。

「子どもはプライドが高い…誰が何に怒るのか、喜ぶのか、冷静見極めて行動しています」(あとがき)

心に留めておきたい。