実験国家の未来

中華人民共和国ができた当初から、この国はそのときどきの指導者が頭の中で思い描く結果を求めて幾多の実験を行ってきた。 習近平の「中国の夢」は、2049年5億人の超高齢社会となって実現するのであろうか。 未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること …

朝鮮王朝の王と王妃

韓流時代劇を観ていると多くの王様が登場するが、どの時代の王様かさっぱりわからない。265年続いた江戸幕府の将軍様はⅠ5人だったのに対して、朝鮮王朝は520年27人の王様がいた。 知れば知るほど面白い 朝鮮国王 宿命の系譜 (じっぴコンパクト新書) 作者: 康…

どっちもハズバンド

NHKBSプレミアムで放送された同タイトルのドラマからこの本を知った。「?」なタイトルに釣られて何気なく観たが、ここ数年で一番の作品だった。ドラマはこの原作にそって忠実に作成されている。 弥一の心の変化が手に取るようにわかるが、それは読み手である…

あとさきの「さき」

「次にこの石碑が建つときは、それは同朋の手によって慰められ、労われながら建てられて欲しいと思います」(p306) 私はこれが著者の夢の「さき」となることを願うばかりである。 夢のあとさき――帰郷祈願碑とわたし 作者: 黒田福美 出版社/メーカー: 三五館 …

国境を超えやすい人びと

著者は、多くの日本人がまだ韓国が見えていなかった頃からの韓国ウォッチャー。日本はかの地には「足が抜けない」ほど深入りしてはいけない(p326)。冷たく聞こえるが、この本には韓国への愛情がにじみ出ている。 隣国への足跡 ソウル在住35年 日本人記者が追…

意味もなく好きに生きる

一年ほど前書店で平積みになっていた『定年後』(楠木新著/中公新書)を手に取って数ページ読んでみたが、元の場所に戻した。 数ヶ月後、新に平積みに成っていたこの本をまた数ページ読んで、今度は購入した。先の本がベストセラーになりアンチテーゼとして企…

神は細部に宿る

(嫌)韓国論ではなく日本論。貧乏神だけでなくトイレ神様まで八百万の神がいる日本で育った私にとって、大学の「BIBLE」の講義は難解であった。 人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ 作者: シンシアリー 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 201…

描かれなかった時代

「鬼胎の時代」昭和前期は司馬遼太郎の小説に描かれなかったが、そこに至る過程を丁寧に記している。彼の子どもたちへのメッセージ「共感性と自己の確立」は日本人に向けた遺言である。 「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517) 作者: 磯田道史 出版社/…

王国のバックヤード

ディズニー関連の自己啓発本はベストセラーになっていて何冊かは読んだことがある。「ゲスト」「キャスト」という概念は新鮮に感じたが、どこか腑に落ちない気もした。 それが何であったかがフィクションであるこの本で明確なった。ラストがハッピーエンドだ…

権力者の抱える不安

少数民族、キリスト教徒、貧困層、同性愛者、女性活動家など社会的弱者を締め付ける絶対権力者。彼らがシーチンピンを恐れるのではなく、シーチンピンが彼らを恐れているのである。 ルポ 隠された中国: 習近平「一強体制」の足元 (平凡社新書) 作者: 金順姫 …

農民工の中国

「日本の格差の原因は中国の農民工」(Ⅰ56p) 日本企業がグローバル経済で勝ち抜くには、農民工を使い捨てする企業のメンタルが必要とされたのである。 戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊 (講談社+α新書) 作者: 川島博之 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 20…

散財祭り

このムラについての私の最初(30年以上前の)情報は、春に行われる散財祭り(この本では「ただの祭り」)のチラシだった。当時駅前で通行人に配られていた。地元のデパートでもムラの農産物や加工品が、一部ではあったが並んでいた。 前作『カルト村で生まれまし…

日本を知る

中国人向けに中国で出版された本。禅、漫画、武士道などはさもありなんと思われるが、森ガール、断捨離など日本のトレンドも追いかけていることに驚いた。 知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか! 作者: 毛丹青,蘇静,馬仕睿 出版社/メーカー: 潮出版社 発売日…

大いなる田舎

名古屋生まれ名古屋生まれ育ち東京在住の作家清水義範による名古屋論。名古屋は何かといじられやすいので、雑誌の特集記事をよく詠むが、徳川宗春についての記述は興味深かった。名古屋人の気質に受け継がれていると思う。 日本の異界 名古屋 (ベスト新書) …

京女

「きょうじょ」ではなく「きょうおんな」。 『美人論』と『京都ぎらい』(京都論)をミックスしたような…。両方とも「好き」なんでしょうね。 京女(きょうおんな)の嘘(うそ) (京都しあわせ倶楽部) 作者: 井上章一 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/01/…

権力者の息子

読んでいて何度も中断した。読み進めていくのが苦しくなったからである。この本の主人公の行く末を私たちは知っている。その最期は衝撃的であまりにも理不尽である。 なぜ彼が殺されなければならなかったのか?北の最高権力者が恐れたのか?気まぐれなのか?…

赤い帝国

日本的普遍的価値観を掲げてアジアの盟主となり、多極時代の一極を取る。日本の普遍的価値観とは、和をもって貴しとなすの「和」である。確かに東アジアには通じるかもしれないが。日本人の生き方の中にその普遍的価値観があるかもしれない。 米中の危険なゲ…

客観性

日本で生まれ育った在日の著者は、韓国も北朝鮮も、そして日本も客観的に観ることができる。 竹島について、靖国神社については日本人自身が考えて議論して決めるべき問題だと述べている。ならば私はどう考えるのか自問した。 在日の涙――間違いだらけの日韓…

情の国

「朝鮮では夜が更けても泊まるところがない旅人が家の前に佇んでいたら、家にあげて食事をとらせ、泊まらせてあげるのが当たり前でした…(後略)」本文82pより引用。 近くて遠い国であるが、彼らを理解するための一助となる一文だった。 交わらないから面白い…

歴史物

現代を舞台にした韓流ドラマは見ないが、NHKBSで放送される歴史ドラマはたまに視聴している。500年以上続いた朝鮮王朝は、ドラマのネタが満載である。 朝鮮王朝と現代韓国の悪女列伝 魔性の女の栄華と転落! 作者: 康熙奉 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 20…

隣人

著者は知日派で在米の韓国人ジャーナリト。外から母国を眺める人は、内にいる人には見えないものが見えるのは万国共通であろう。 世界が認めざるを得ない 最強の国「日本」 作者: マイケル・ユー,宋允復 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/03/02 メデ…

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